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潮来の歴史

運河沿いにまちづくりがすすめられた潮来市は、江戸時代に水路で米やその他の物資を運搬する要所として栄えました。当時、大名は徳川幕府に年貢を納めることを義務づけられ、とりわけ東北地方の各藩からの年貢米を載せた舟は、潮来を経由して江戸(現在の東京)に向かいました。 土地改良事業をはじめとする開発事業が行われる昭和30年前半までは、この地方は水路によって形成された生活形態であったことから、嫁入りする際の花嫁や嫁入り道具等を運搬するときにもサッパ舟が使われており、これが「嫁入り舟」のはじまりだとされています。現在のあやめまつり大会においてもイベントとして行われようになり、今では水郷潮来を代表する行事となりました。 江戸時代の有名な浮世絵画家の一人である葛飾北斎は、富嶽三十六景の版画のうちの一点を、潮来の権現山公園からの景色をもとに作成したと考えられています。日本の象徴である富士山を描いた北斎のこの傑作の中でも、潮来は最北端の地です。現在でも晴れた日には、浮世絵に描かれたとおり、南西の方向に富士山をのぞむことができます。 現在、潮来の主要産業は米の生産ですが、酒やせんべい、海産物なども長い歴史を持つ特産品です。 潮来のたのしい催しや地域特有の伝統を、ぜひご堪能下さい。